バイクは排気量により免許の種類が異なります。そのため排気量によりバイクの選び方に免許が関係してきます。

普通自動車免許に付与されている原付免許は、普通自動車の免許を取得することで誰でも運転できる免許で、バイクの選び方でも手軽に選ぶことができますが、それ以外のバイクは規定の免許の取得が必要です。また、排気量による選び方ではバイクの目的によりバイクが異なります。

手軽なバイク50ccクラス

50ccクラスは原付バイクとも呼ばれ、普通自動車免許でも乗ることができ、また自動車免許がなくても手軽に筆記試験だけで免許を取得することができ、手軽に乗り始めることができるバイクです。
排気量別で1番小さなバイクになりバイクの選び方としては普段利用する実用バイクとして選択するモデルがほとんどですが、中には自動変速ではないミッション車のスポーツバイクも存在しています。
このクラスのバイクは購入価格が安く、燃費が良く、維持費も安い経済的なバイクが多いのですが、その半面機械としての耐用年数が短く、耐用距離も短いので、価値がなくなるのも早いです。
数年経過しても満足できる価格で売るためには、走行距離があまり多くならないようにすることと、最も重要なのは外観の維持に努めることです。

実用性に優れている125ccクラス

小型自動二輪の免許が必要なバイクの排気量になりますが、50ccクラスの原付と異なるのは、2人乗りができ一般道は最大60キロまで制限速度が設定されていることです。このおかげで2段階右折など面倒な交通方法がなくなります。

普段の生活で利用しやすいバイクになり、選び方やバイク買取でも人気が出てきているバイクの排気量になります。しかし、免許を取得しなければいけないデメリットがあります。

高速道路も走行できる250ccクラス

高速道路が通行できる排気量になり運動性能が飛躍的に高くなるのがこのクラスのバイクからになります。スポーツ、アメリカン、ツーリング、オフロードとあらゆるカテゴリーの趣味性の高いバイクがラインナップされ、バイク買取でも高額な価格になるのが、こちらの排気量のクラスからです。
また、今では作られていない2ストのレーサーレプリカなども、程度が良い人気車種を選んで買い良いコンディションを維持できれば、手放すときも高い買取価格が期待できます。市街地などの一般道の走行では余裕のある排気量を持っているためパワーにゆとりがあります。普通自動二輪免許を取得することで利用できるバイクとなります。また、車検の対象とならないため、趣味性の高いバイクの中では最も保有台数が多いクラスです。ただし125ccクラスと比べるとバイクのサイズが大きくなるため、都市部では駐車スペースの確保に多少苦労する場合があります。

長距離ツーリングも可能な400ccクラス

排気量別でもこの400ccクラスまでは、普通自動二輪免許で運転できるバイクとなります。排気量が400ccまでとなっており普通自動二輪免許でも日本国内で走行するには十分なパワーのあるバイクに乗ることができます。
以前はバイクメーカーが最も力を入れてニューモデルをどんどん出していたクラスで、中古バイクはたくさんの高性能モデルから選ぶことができるクラスです。その反面、最近は大型二輪免許の取得が容易になり、ユーザーの人気もメーカーのモデル開発も大型にシフトする傾向にあるので、買取の人気は以前ほどではなくなっています。
ただし、昔の方が高性能な四気筒モデルがたくさんあるクラスで、一部の旧車モデル、CBX400やZ400FX等については新車価格よりも高いプレミアム価格で買い取られているものも存在しています。ゼファー400なども今後長期保有するなら、プレミアム買取が狙えるモデルだと思います。

人気の中心大型クラス

排気量が401cc以上のクラスは、大型自動二輪免許に該当し、昔は免許取得が難しかったため保有台数、販売台数ともに少ないクラスだったのですが、今では教習所で大型二輪免許を取得できるため、もっとも人気のあるクラスとなっています。
このクラスでは、アメリンカンの王者ハーレーダビッドソンを始め、BMWやドカティなど輸入バイクの人気が高いクラスであることが特徴です。のんびり走れるアメリカンから最高速が300kmを超えるスーパースポーツまで、バイク好きなら一度は乗ってみたいバイクが目白押しのクラスです。
バイク買取でも、高価買取が期待できるクラスなので、意外と買って損はないクラスと言うことができると思います。特に中古で人気車種を買っておけば手放すときの損失も少なく抑えられるのではないでしょうか。
ただし、輸入車などは車体価格が高くパーツ等の消耗品についても高額なものが多いので、傷、サビ、破損に気をつけて大切に乗ること、雨に濡れない場所で保管することが高価買取のために重要なポイントとなるでしょう。

生活とのバランス

排気量によるバイクの選び方に関しては普段の生活と関係してきます。通勤通学の時に利用するなら125cc以下の排気量の小さいバイクが便利ですし、ツーリングなどパワーの必要なバイクの場合には排気量の大きいバイクになります。趣味性の高いバイクの中でも手軽に経済的にバイクライフを楽しむなら250ccクラスがおすすめです。
高速道路を走ったり、荷物を積んで長距離をキャンプツーリングに出かけたりとバイクライフの幅を広げる予定があるなら、初めから大型バイクに乗るのもいいと思います。今の大型バイクは高性能でものすごく速いですが、ABSやトラクションコントロールを備え安全性も高まっています。
はじめは中型バイクから始めてもすぐに大型バイクが欲しくなって買い換える人も多いので、予算が許す人なら免許も含めてはじめから大型車も検討するといいでしょう。